DOOR to ASIA in Cambodia/フォトブック&Tシャツデザイン
























カンボジアの世界遺産「Sambor Prei Kuk(サンボープレイクック遺跡)」周辺を、
舞台にしたプログラム「DOOR to ASIA in Cambodia」に参加し、
現地滞在中に全18ページのフォトブック、ロゴマーク、Tシャツを制作。
チームの目的は、Sambor Prei Kuk周辺に残る文化や建築を、地域の暮らしと切り離すことなく、
これからどのように守り、継承していくかを考えることだった。
急速に近代化する都市部の風景と、今も地域の暮らしの中に残る伝統的な建築や文化。
何を守り、何を残し、何を取り入れ、どう共存させていくのか。
その問いは、奈良で暮らし、仕事をする自分にとっても非常に近いものだった。
フォトブックでは、外から訪れた視点で地域を説明するのではなく、現地で見た風景、人、建築、
生活の断片を記録しながら、その土地の魅力を他の国や地域へ伝えることを意識。
ロゴは、この場所に関わる人々がひとつの象徴を共有できるものとして制作し、さらにTシャツへ展開することで、
地域の人自身が身にまとえるコミュニケーションの道具とした。
文化や場所を残していくことは、完成形をつくることではなく、
小さな種を撒き、長い時間をかけて育てていくことなのかもしれない。
「場とは人である」という感覚を強く持ち帰ることになったこの滞在は、制作だけでなく、
その後の自分自身の地域やデザインとの向き合い方にも大きな変化を与えたプロジェクトとなった。
- Client
- DOOR to ASIA
- Art Direction
- INtoOUT&Co.
- Design
- INtoOUT&Co.
- Photograph
- Miguel Jeronimo @migueljeronimophotography